偉大な全兄の再現を狙い、まさに思い描いた通りのスター候補生が誕生しました。
兄のアルナシームは中京記念と中山金杯を制した重賞2勝馬。昨秋に惜しまれつつ故障でターフを去ることになりましたが、無事ならGI制覇も夢ではありませんでした。それだけに同配合の本馬への期待は自ずと高まります。
ここで母のジュベルアリについてご紹介させてください。
残念ながら不出走に終わりましたが、ディープインパクト産駒の良血馬で、きょうだいには超大物がズラリと並びます。全弟のアルアインが皐月賞と大阪杯の覇者なら、同じくシャフリヤールはダービーとドバイシーマクラシックを制覇。
ともに現在は種牡馬として人気を集めています。付け加えれば、やはり全弟のダノンマジェスティと全妹のヒメノカリスもオープン馬。全きょうだいの5頭のうち、自身を除く4頭がオープン馬ですから、ジュベルアリ自身も無事なら大活躍したことでしょう。
そして、その悔しさを晴らすように、母として頑張ってくれている姿は頼もしい限りです。
本馬はどちらかといえばコンパクトな体つきをしています。
ただ、これは祖母であり、名繁殖牝馬のドバイマジェスティを祖とする一族の美徳。
シャフリヤールのダービーが444kg、アルナシームの中京記念が440kg、そして半姉のポートデラメール(父ナダル)のデビュー勝ちが408kgだったので、サイズに関しては全く心配いりません。
身のこなしが実に素軽く、四肢の伸びも十分。芝馬としてのクオリティーは文句なしの一級品です。
兄超えを果たし、偉大な叔父2頭に続いてGIの頂へ。
華麗なる一族に新たな勲章をもたらす、輝かしい未来を楽しみにしています。