【欧州セール遠征2024】
スタッフが語る繁殖牝馬を追いかけて①
レイクヴィラファームにとって、秋は出会いの季節です。11月29日から代表の岩崎義久、そして私、加藤裕 …
Efforts to purchase
overseas broodmare
幾多の名馬を世に送り出したメジロ牧場の志を継承し、レイクヴィラファームは11年に産声を上げました。当初、繁殖牝馬の多くは「メジロ」の冠名を有しており、その中からショウナンラグーンやグローリーヴェイズといった活躍馬が誕生しました。しかし、いつまでも過去の栄光にすがって勝ち抜けるほど、生産の世界は甘くありません。
伝統の継承と同時に直面したのは「マーケットから求められている商品を提供できているか」という大きな課題でした。ありがたいことにメジロ血統は多くのファンに愛されていましたが、それがセールで評価されるかどうかは別問題です。我々スタッフが思い入れのある馬であっても、購買者に見向きされなければ、生産牧場としての経営は成り立ちません。創業当初、思うように売り上げが伸びなかった現実は、理想だけでは戦えないという厳しさを突きつけてきました。
こういった状況を踏まえ、17年から海外のセールに参戦しました。繁殖を選ぶ上で大事にしているのは〝初仔から購買者がワクワクするような馬〟を産んでくれるポテンシャルの有無です。当然ながら血統も実績も最高レベルの馬は、簡単に手が出ません。しかし、血統か実績のどちらか一方が秀でていて、かつ馬体が素晴らしければ、優秀な繁殖となることは経験則で分かっています。その産駒がセールで評価されて得られた原資を、また次なる繁殖の投資に回す。このサイクルこそが、牧場力を高める最適解だと確信しています。
米国と欧州のセールに参戦し、新しい血を迎え入れる試みは、早くも実を結んでいます。とりわけ欧州で見出したインザスポットライトは、24年の桜花賞・オークスで3着に入ったライトバックを輩出。血統背景だけでなく、確かな「競走能力」を次代に伝える基礎繁殖牝馬としての地位を確立しました。導入する馬の質は年々向上しており、第2、第3のインザスポットライトが現れるのは時間の問題でしょう。
もちろん、新しい血を導入しても、伝統を軽視することはありません。メジロラモーヌの直系のメジロツボネ、メジロドーベルの血を引くホウオウイクセルやレーヌドブリエ…。こういった〝洞爺の名牝系〟を次代に繋ぐという使命は、今も変わらず牧場の根幹にあります。古き良き血統の矜持を守りつつ、世界基準の新たな息吹を吹き込む。レイクヴィラファームは伝統と革新が交差する新時代へと、力強く歩みを進めていきます。
My Overseas Tour Journal
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11月5日より、レイクヴィラファーム代表として、私、岩崎義久は新しい仲間を求め米国の繁殖セリへの旅に …
Overseas broodmares
近年、レイクヴィラファームで力を注いでいる
海外買い付けによる繁殖牝馬をご紹介しております。
半姉はGI・4勝のポータフォーチュナ
成長途上のヤンママに夢馳せる
叔父はケンタッキーダービー馬
「引退は惜しい」米国が惚れた才媛
血統も馬体もスピード満点
初仔のバーイード産駒でいざ世界へ
叔父はGI・4勝のガイヤース
「いきましょう!」の一声が後押しに
超名門牧場との一騎打ちを制し落札
王道配合で目指すはクラシック
嬉しい誤算の65万ドルで落札
血統は配当自在のオールカマー
素晴らしい馬体にひと目惚れ
芝ダート二刀流で期待大
アルゼンチンの最優秀3歳牝馬
日本でガンバってます!
半姉は仏オークス馬のチャネル
レイクのおしゃれ番長になるか!?
筋肉量豊富なザ・スプリンター
自己主張が強めの元気ママ
世界を股にかけたG1ウイナー
北の大地から時代を照らす
レイクのキーンランド購買第1号
控え目キャラの良妻賢母
温厚で子育て上手の満点ママ
産駒も走って言うことなし
錚々たる名牝撃破でG1勝ち
好成績×好馬体の格言に偽りなし
予算オーバーの価値あり
名種牡馬タピットの血に夢託す
食いしん坊でムチムチボディー
産駒は馬格と筋肉量に自信あり
不思議な縁に導かれて洞爺へ
産駒ブレイクで牝系拡大間違いなし
名繁殖牝馬の登竜門を制覇
血統も性格も際立つ個性あり
出産時の事故から見事に復活
あとは産駒の活躍を待つのみ