雄大な馬格は圧倒的なスケール感の証明です。
父のスワーヴリチャードは今年の種付料が1200万円のトップサイアー。代表産駒を見ると、GI馬であるアーバンシックとレガレイラ、今年のクラシック戦線を沸かせたグリーンエナジーなど、フレームの大きな馬が走る傾向にあることは明らかです。
その点で本馬は1月生まれということを考慮しても恵まれた骨格の持ち主。その佇まいは頼もしいことこの上ありません。
そして血統構成にもご注目ください。本馬の母の父デクラレーションオブウォーはダンジグの孫ですが、「父スワーヴリチャード×母の父ダンジグ系」は血統通に周知の黄金配合。
JRAでデビューした該当馬は僅かに15頭ですが、その中からレガレイラとアーバンシック(ともに母の父ハービンジャー)に加え、札幌2歳Sで2着だったパワーホール(母の父コマンズ)も登場。
さらに〝母系にダンジグを持つ馬〟まで範囲を広げると、チューリップ賞覇者のスウィープフィート、プリンシパルSを制したレディネスの名前も挙がるので、いわゆる〝大物出現率〟は驚異的です。
ここまで父に関することばかりを述べてきましたが、母のアーミーワイフも比類なき才媛です。
お世辞抜きにレイクの次代を担う名繁殖候補。現役時代は米でG2とG3を勝ち、G1でも2着1回、3着2回と大活躍しました。
22年のファシグティプトン・ノベンバーセールで152万5000ドル、日本円にして2億円を超える高値となったのは、競走成績はもちろん、血統も馬体も世界レベルだったからに他なりません。
本馬は2番仔ですが、早くも母の代表産駒を予感させる出来栄え。この評価が決して贔屓目ではないことは近い将来、ターフの上で証明されると確信しています。