25年11月に米国で行われたファシグティプトン社の「ノベンバーセール」において、日本円で3億円を超える200万ドルという高値になりました。
この馬が候補だと分かっていたので、日本に残ったスタッフはセールの動画を見ていました。ただ、どんどんと競り上がっていったので、「これは厳しいね」と話していたんです。ところが、直後に社長から「買いました!」と連絡があって、みんなで驚きました。
とはいえ、その高額取引も納得の実績馬ですね。
G1では3着が最高でしたが、唯一のタイトル獲得となった米G2・ゴールデンロッドS(ダート8.5F)が非常に印象的でした。好位からレースを進め、直線で後続を突き放して5馬身1/4差の圧勝。その価値を更に高めたのは、当時2着のソーピードアンナが後にG1を7勝し、24年の米年度代表馬に選ばれたことです。日本馬に例えるなら、アルテミスSやファンタジーSでアーモンドアイに圧勝したようなイメージでしょうか。しかも父は数々の名馬を輩出しているガンランナー。世界中の有力生産者が次々と競りかけてきたのも当然だと思います。