洞爺湖と羊蹄山を臨む
想い豊かな繁殖牧場

トップページ

broodmare

レイクヴィラファームは、メジロの血統を受け継ぎながらも、
近年は次世代を担う優れた馬を渡米して買い付け、30頭以上の繁殖牝馬を有しています。
そんな繁殖牝馬のことをスタッフに聞いてみました。

イントリケイト

Data

  • 2021年2月15日 生まれ
  • Gun Runner

    Complex Analysis

    母父Distorted Humor

購買市場:ファシグティプトン社「ノベンバーセール」

25年11月に米国で行われたファシグティプトン社の「ノベンバーセール」において、日本円で3億円を超える200万ドルという高値になりました。

この馬が候補だと分かっていたので、日本に残ったスタッフはセールの動画を見ていました。ただ、どんどんと競り上がっていったので、「これは厳しいね」と話していたんです。ところが、直後に社長から「買いました!」と連絡があって、みんなで驚きました。

とはいえ、その高額取引も納得の実績馬ですね。

G1では3着が最高でしたが、唯一のタイトル獲得となった米G2・ゴールデンロッドS(ダート8.5F)が非常に印象的でした。好位からレースを進め、直線で後続を突き放して5馬身1/4差の圧勝。その価値を更に高めたのは、当時2着のソーピードアンナが後にG1を7勝し、24年の米年度代表馬に選ばれたことです。日本馬に例えるなら、アルテミスSやファンタジーSでアーモンドアイに圧勝したようなイメージでしょうか。しかも父は数々の名馬を輩出しているガンランナー。世界中の有力生産者が次々と競りかけてきたのも当然だと思います。

性格はどうですか。

とても落ち着いていて、物事に動じないタイプですね。多くのビッグレースを経験していることも関係しているのかもしれません。母親になってからも子育ては実に淡々としています。例えば削蹄のために仔馬を馬房の外に出す際、「うちの子に何をするの!?」といった感じで神経質になる母馬も少なくありません。ですが、イントリケイトは「どうぞ!」という雰囲気。今年の当歳が初仔なんですが、ベテランのお母さんのような貫禄があります。

その初仔は父イントゥミスチーフの鹿毛の牝馬ですね。

生まれた当初は少し小さく、体質的にも弱いところがありました。そのため、すぐに点滴や酸素吸入などの処置を行ったんです。幸いすぐに元気になって、今では他の当歳と同じように夜間放牧をこなしています。意外に思われるかもしれませんが、幼少期の父の産駒はあまり見栄えがしないんです。でも、この仔は小顔でバランスの良さが目立ちますね。

今年はどの馬を種付けしましたか。

これだけの実績馬ですから〝ベストトゥベスト〟の考え方でイクイノックスです。母の仔出しがハッキリとつかめないのですが、当歳が母似という感じではないので、種牡馬の特徴を引き出すタイプなのかもしれません。それだけにイクイノックスとの配合からどのような馬が出てくるのか、今からとても楽しみにしています。

※2026年6月取材

broodmare