洞爺湖と羊蹄山を臨む
想い豊かな繁殖牧場

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レイクヴィラファームは、メジロの血統を受け継ぎながらも、
近年は次世代を担う優れた馬を渡米して買い付け、30頭以上の繁殖牝馬を有しています。
そんな繁殖牝馬のことをスタッフに聞いてみました。

レッドエルザ

Data

  • 2010年4月12日 生まれ
  • Smart Strike

    Belva

    母父Theatrical

東京サラブレッドクラブさんからの預託馬ですね。07年のBCターフなど米GIを7勝したイングリッシュチャンネルの全妹という良血馬です。

当初はノーザンファームさんで繋養されていましたが、7年前にレイクに移動してきました。現役としては残念ながら未勝利でしたが、繁殖としては本当に優秀です。何より驚かされるのは、初仔のレッドレオンから当歳の父キタサンブラックの牡馬まで、11年連続で出産していること。しかも仔出しが良くなっているので〝凄い!〟の一言です。当歳が遅生まれだったので今年は種付けを見送り、ゆっくりと過ごしてもらっています。

性格はどうですか?

大人しくて主張しないタイプですね。そういった意味でもいいお母さんだと思います。

産駒に特徴はありますか?

1頭1頭、雰囲気が異なっていて、共通点がないのが面白いです。残念なのは育成で頓挫する馬が多いこと。カイバを食べなかったり、どこかが痛くなったり…。2歳のレッドロアリングも2月に骨折し、残念なことになってしまいました。実はエルザ自身も体質があまり強くないので、体力的にしんどくなる妊娠後期は特に気を付けて管理しています。

1歳はコントレイル産駒の牝馬、当歳はキタサンブラック産駒の牡馬ですね。

1歳はレッドロアリングの全妹になります。ゴツゴツとしていた兄に対し、妹は牝馬らしくしなやかで柔らかいですね。いかにも芝向きという感じです。当歳もいい馬ですよ。父の産駒らしく、ひょろっとした感じはありますが、そこまで薄くないですし、骨も太いです。

2頭ともに期待できそうですね。

兄のレッドレオン、姉のレッドアステルが重賞に挑みましたが、勝つことはできませんでした。現3歳で2勝を挙げているレッドキングリー、そしてこの2頭は将来有望だと思うので、母にタイトルをプレゼントしてくれることを願っています。

※2025年11月取材

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