洞爺湖と羊蹄山を臨む
想い豊かな繁殖牧場

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レイクヴィラファームは、メジロの血統を受け継ぎながらも、
近年は次世代を担う優れた馬を渡米して買い付け、30頭以上の繁殖牝馬を有しています。
そんな繁殖牝馬のことをスタッフに聞いてみました。

クールキャット

Data

  • 2018年2月21日 生まれ
  • スクリーンヒーロー

    メジロトンキニーズ

    母父ダンスインザダーク

現役時代はフローラSを制覇。半兄のトリオンフに続いて重賞ウイナーとなりました。

父がジャパンC覇者のスクリーンヒーロー、母がダイヤモンドSで2着のメジロトンキニーズですから、中長距離向きの配合でした。それでいて1400mでデビュー勝ちですから驚きましたね。フローラSを勝ってくれたことは嬉しかったのですが、最後まで適性がハッキリしなかった気がしますし、もっとやれたんじゃないか…という思いはあります。

初仔はブリックスアンドモルタル産駒の牝馬です。

この仔は大変でした。初仔は予定日よりも遅れることが多いのですが、11日も早く生まれたんです。サイズこそ標準でしたが、体の機能がしっかりしていなくて…。何とか初乳は飲めたものの、翌々日の朝には昏睡状態になったので、酸素ボンベをつないで補液をしながら医療機関に運びました。「かなり危ない状態」と言われましたが、獣医の皆さんの尽力もあって、少しずつ回復。1カ月半ほど入院した後、2月後半に牧場に帰ってくることができました。

その後の様子は。

最初は成長が緩やかでしたが、徐々に体重が増えてきました。レイクで一番の早生まれなので当然と言えば当然ですが、今では当歳で一番重いですよ。生きているだけで奇跡といっても過言ではない馬。このまま無事に育ち、競馬場で思う存分走ってほしいですね。

※2025年9月取材

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