4月14日の阪神3R・3歳未勝利（ダート1800m）において、生産馬のオープンワンセルフ号（牡3歳、父ドゥラメンテ、母ハヴユーゴーンアウェイ）が勝利しました。

単勝2.6倍の1番人気で迎えた一戦。スタートはひと息でしたが、徐々に巻き返して先団へ。3角で早々と先頭に並びかけると、直線では力強く抜け出して独走。まさに横綱相撲といえるレースぶりで、3戦目での勝ち上がりとなりました。

本馬のオーナーは当場の前代表の岩崎伸道。その理由は〝いい馬だから残しておいた〟というわけでは当然ありません。当歳の秋に跛行して、後膝に大きなボーンシストが判明。手術をしたものの、1歳の5月まで症状が改善されなかったので、セリに上場することができなかったのです。それでも何とか1歳の10月に育成厩舎に移動。携わったスタッフの努力、そして何より馬自身の頑張りによって、立派な競走馬になることができました。それだけにこれまでの日々が思い起こされる、非常に感慨深い勝利となりました。

岩崎伸道様、小栗実調教師、鮫島克駿騎手、並びに関係者の皆様、誠におめでとうございました。

写真は、Noriya Inaba様よりいただきました。