洞爺湖と羊蹄山を臨む
想い豊かな繁殖牧場

トップページ

broodmare

レイクヴィラファームは、メジロの血統を受け継ぎながらも、
近年は次世代を担う優れた馬を渡米して買い付け、30頭以上の繁殖牝馬を有しています。
そんな繁殖牝馬のことをスタッフに聞いてみました。

ニーシーマリー

Data

  • 2020年5月6日 生まれ
  • Cross Traffic

    Lode Lady

    母父Posse

昨年11月に米国で行われたファシグティプトン社の「ノベンバーセール」において100万ドルで落札した馬です。

現役時代は芝の8.5Fから10Fが主戦場でした。昨年5月にGIII・ビューゲイSで重賞初制覇を果たすと、6月のGI・ニューヨークSで2着に健闘。そして9月のGIII・ケンタッキーダウンズレディーズマラソンSで2つ目のタイトルを手にしました。実は購買後、現地の関係者から「今すぐ繁殖に上げるのはもったいない」とメールが来たんです。そんなことは初めてでしたが、確かに馬体は若々しいし、まだまだ走れるだろうなと思いました。

実績に負けず劣らず、血統も素晴らしいですね。

父のクロストラフィックは馴染みが薄い種牡馬かもしれませんが、日本と抜群の相性を誇るアンブライドルズソングの産駒です。そして母系にご注目ください。叔父のリッチストライクは22年のケンタッキーダービー馬。さらに叔母のラナモンは白老ファームで繁殖牝馬となっていて、産駒のバハルダールが昨年の名鉄杯を制しています。一族から日本での活躍馬が出ているのは頼もしいですね。

馬体に特徴はありますか。 人に例えるならスラッとして、背の高いお嬢様といった感じです。

これまでレイクが米国で買ってきた馬はアイヴィベルやストリートバンドなど、筋肉量豊富なパワータイプが多かったのですが、この馬は違いますね。現役時代の成績のイメージ通り、芝向きの軽さがあって、日本の高速馬場にもマッチしそうですよ。

初年度の種付け相手は?

お腹の中にはモーリスの仔がいます。幅が薄めなので、ボリューミーなモーリスは合うと思います。両親と同じく、芝のマイルから2000mぐらいで活躍してくれることを願っています。

※2025年10月取材

broodmare