昨年11月に米国で行われたファシグティプトン社の「ノベンバーセール」において100万ドルで落札した馬です。
現役時代は芝の8.5Fから10Fが主戦場でした。昨年5月にGIII・ビューゲイSで重賞初制覇を果たすと、6月のGI・ニューヨークSで2着に健闘。そして9月のGIII・ケンタッキーダウンズレディーズマラソンSで2つ目のタイトルを手にしました。実は購買後、現地の関係者から「今すぐ繁殖に上げるのはもったいない」とメールが来たんです。そんなことは初めてでしたが、確かに馬体は若々しいし、まだまだ走れるだろうなと思いました。
実績に負けず劣らず、血統も素晴らしいですね。
父のクロストラフィックは馴染みが薄い種牡馬かもしれませんが、日本と抜群の相性を誇るアンブライドルズソングの産駒です。そして母系にご注目ください。叔父のリッチストライクは22年のケンタッキーダービー馬。さらに叔母のラナモンは白老ファームで繁殖牝馬となっていて、産駒のバハルダールが昨年の名鉄杯を制しています。一族から日本での活躍馬が出ているのは頼もしいですね。