洞爺湖と羊蹄山を臨む
想い豊かな繁殖牧場

トップページ

broodmare

レイクヴィラファームは、メジロの血統を受け継ぎながらも、
近年は次世代を担う優れた馬を渡米して買い付け、30頭以上の繁殖牝馬を有しています。
そんな繁殖牝馬のことをスタッフに聞いてみました。

ホウオウイクセル

Data

  • 2018年4月16日 生まれ
  • ルーラーシップ

    メジロオードリー

    母父スペシャルウィーク

現役時代はフラワーCを制覇。祖母のメジロドーベルの血を引く馬としては、ショウナンラグーンに続いて2頭目の重賞ウイナーとなりました。

こんなことを言うとイクセルに怒られるかもしれませんが、牧場時代は決して見栄えのする馬ではなく、セレクトセールの下見でも人気がなかったんです。それだけに叔父のホウオウドリームを所有されていた小笹芳央オーナーが「この血統は僕が買わないとね」と仰って、実際に落札してくださった時は本当に嬉しかったです。

幼少期はどういう課題がありましたか?

母のメジロオードリーは仔出しが安定せず、骨量が足りなかったり、飛節が難しかったり、悩まされる馬が多かったんです。イクセルも例に漏れず、華奢な上、お母さんに似てカイ食いが細く、なかなか大きく成長しなかったですね。実際、フラワーCを勝った時も馬体重は414kgしかありませんでしたし、重賞を勝てる馬になるとは夢にも思っていませんでした。

性格はどうですか?

人には悪くありませんが、オードリーに似て、放牧地では〝ママ友には絶対に負けないぞ!〟といった感じの勝ち気な面を見せています。メジロ牧場のスタッフだった戸川さんの牧場に半姉のフェアチャイルドがいるのですが、やはり群れではかなり強いそうです。ただ、ドーベル血統の長所でもある子育て上手な面は受け継いでいるので、スタッフとしては助かっています。

初仔となる当歳はキズナの牡馬です。

凄くいい馬ですよ。同じ時期のイクセルと違って骨太ですし、グッドルッキングホースです。そして今年はエピファネイアを受胎しています。「父エピファネイア×母の父ルーラーシップ」は勝ち上がり率が高く、昨年の桜花賞馬のステレンボッシュも出ていますから、こちらも非常に楽しみですね。

※2025年10月取材

broodmare