4日に英国で行われたタタソールズ社の「ディセンバー・メアズ・セール」において、Mauiewowie（牝3歳、父Night Of Thunder、母La Chapelle）を62万5000ギニーで落札しました。

通算成績は7戦2勝と目立つものではありませんが、最大の決め手は血統の素晴らしさです。叔父のGhaiyyathは19年のバーデン大賞、20年のコロネーションC、エクリプスS、英インターナショナルSとGⅠを4勝した名馬。20年にはレーティング130を獲得してワールドベストレースホースランキングで1位に輝くとともに、カルティエ賞の年度代表馬に選ばれています。また、叔母のZhukovaも17年のマンノウォーSの覇者ですから、ワールドクラスの良血馬であることは間違いありません。

海外から繁殖牝馬を導入する際、これまでは競走成績を重視するスタンスでしたが、今回はあえて血統にこだわり、この馬の購買に至りました。もちろん、良血らしい品のある馬体も〝素晴らしい〟の一言。早ければ再来年の春の産駒誕生を、皆さんも心待ちにしていただけたらと思います。