OHEレーシング様、4,300万円にてご購買いただきました。
誠にありがとうございました。
現3歳世代が初年度産駒となる種牡馬はサートゥルナーリアやナダル、ルヴァンスレーヴなど粒揃いでしたが、ここに来て評価が急上昇しているのはアドマイヤマーズです。
その牽引役はタレント揃いの牝馬。
エンブロイダリーが桜花賞を勝ち、並み居るライバルを差し置いて「GI馬の父」となったのは記憶に新しいところ。
さらにはナムラクララが紅梅Sを制し、ジャルディニエやルージュラナキラも重賞戦線を沸かせました。
今年の種付料が前年の2倍の500万円になったのも納得。いや、それを通り越してお得感さえ漂います。
このようにトレンドとなっている〝アドマイヤマーズ牝駒〟の本馬ですが、忘れてはいけないのは母系も一級品ということです。
母はフランスで1勝止まりながら、その半姉のチャンネルは19年の仏オークス馬。近親には05年の英愛オークスなどGIを3勝したアレクサンドローヴァ、04年の英GI・チェヴァリーパークSを制したマジカルロマンスの名前もあり、牝馬が走る一族といえるでしょう。
血統表を眺めれば眺めるほど、明るい未来は間違いないものと思えてきます。
自らに課せられた使命を知ってか知らでか、春になってからの成長は著しいものがあります。
アドマイヤマーズ産駒らしい柔らかさと伸びのある体型は贔屓目なしに一級品。桜花賞からNHKマイルCに向かうのか、それともオークスに挑むのか。
2年後の春、そんな嬉しい悩みにぶつかることを楽しみにしましょう。