この馬を紹介する前に、母の初仔であり半兄のレイクストライプス(父アメリカンファラオ)に触れたいと思います。
何といっても昨秋のデビュー戦が圧巻でした。地力が問われる東京ダート1600mにおいて、最後は流して1馬身3/4差の楽勝。
贔屓目なしにアメリカのクラシック参戦も夢ではないと思わせるパフォーマンスでした。
その後、残念ながら脚元のアクシデントで休養を強いられていますが、復帰すれば上のクラスを目指せるでしょう。
ご紹介が遅れましたが、母はアルゼンチンのGIを制した名牝。
近親から当地の年度代表馬が出ている血統背景も申し分なく、繁殖としてのポテンシャルは疑う余地がありません。
そして2番仔となる本馬の父は、リーディング上位の常連となって久しいモーリスです。
GIを6勝した歴史的名馬であり、当場の前身であるメジロ牧場と縁が深いトップサイアー。
その産駒らしく、本馬も4月25日生まれとは思えないサイズ感、さらには牡馬顔負けの迫力あるトモを誇り、相当なパワーを秘めていることは間違いなし。
〝大きいけど動ける女の子〟に育つことでしょう。
レイクヴィラファームにとってモーリス産駒でGIを勝つことは使命であり悲願。
古くから名馬に多いと言われる「左後一白」の本馬が、その夢を叶えてくれることを期待しています。