もちろん、優秀なのは母だけではありません。父のインディチャンプはステイゴールドの晩年の代表産駒であり、19年の安田記念とマイルCSの覇者。
現2歳の初年度産駒は総じて評判が良く、昨年のセレクトセールでは億超えで取引される馬も出ました。
そして配合の完成度もピカ一。父ステイゴールド系×母の父デインヒル系の組み合わせから13年と14年の天皇賞(春)を連覇したフェノーメノ、14年のアルテミスSと15年のチューリップ賞を制したココロノアイなど、活躍馬が続出している点は見逃せません。
父から受け継いだボリュームのある筋肉と、母譲りの豊富な骨量。その両者が融合して繰り出される加速力は文句なしの一級品です。距離はおそらくマイルがベスト。桜舞う仁川の舞台で、父の産駒として初のGI馬に上り詰めることを願っています。