この世代のキタサンブラック産駒は過去最多の163頭が血統登録されていますが、その中でも指折りの血統馬でしょう。
最後に配合の隠し味にも触れさせてください。
実はキタサンブラック産駒のトレンドが母系にサドラーズウェルズを保有する馬。
決して多くない該当馬の中から、23年の皐月賞馬のソールオリエンス、今年のスプリングSを制したピコチャンブラック、同じく桜花賞で3着だったリンクスティップなど、活躍馬が続出しているのです。
血の追い風を味方につけて、樫の舞台で世代の頂点に輝いてほしいと思います。
Breeding horses
ひと目見て〝キタサンブラック産駒だな〟と気付いた方も多いのではないでしょうか。
脚長でフレームが大きく、前から見ると薄くてヒョロッとした感じ。しかし、この形こそが父の大物の共通項なのです。
イクイノックスやクロワデュノール、さらには牝馬の最多賞金獲得馬であるラヴェルも例外ではありません。
本馬も〝大きくて薄い〟を地で行きつつ、ストライドは実に伸びやか。芝中距離の超一流馬になりえる資質を備えています。
そして母の実績も忘れるわけにはいきません。
フランスに在籍していた3歳時に仏オークスの前哨戦であるGIII・クレオパトル賞を勝ち、本番は僅差の4着。カナダに移籍後、E.P.テイラーSを制してGI馬に上り詰めました。
そして、その父は世界的トップサイアーのシユーニ。20年の凱旋門賞馬のソットサス、21年の欧州年度代表馬のセントマークスバシリカなどを輩出しているスーパーサイアーですが、シンエンペラーの活躍によって日本適性も証明済みです。
この世代のキタサンブラック産駒は過去最多の163頭が血統登録されていますが、その中でも指折りの血統馬でしょう。
最後に配合の隠し味にも触れさせてください。
実はキタサンブラック産駒のトレンドが母系にサドラーズウェルズを保有する馬。
決して多くない該当馬の中から、23年の皐月賞馬のソールオリエンス、今年のスプリングSを制したピコチャンブラック、同じく桜花賞で3着だったリンクスティップなど、活躍馬が続出しているのです。
血の追い風を味方につけて、樫の舞台で世代の頂点に輝いてほしいと思います。
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