現役時代は23戦3勝。勝ち上がりに10戦を要しましたが、4歳時に1勝クラスと2勝クラスを連勝するなど、馬主孝行な活躍を見せました。
初勝利までに2着が6回もありました。来週で未勝利がなくなるというギリギリのタイミングでようやく勝ち上がってくれて、スタッフ一同で喜んだ記憶があります。そこから3勝クラスまで行けたのは、父のルーラーシップ、さらには母系の長所でもある成長力の賜物ですね。現役を引退後、丸山担オーナーから買い戻させていただいて、洞爺に帰ってきました。
曾祖母のカンパナはレイクで一大牝系を築いていますね。母のメジロミドウは2勝馬。祖母のメジロサンドラは5勝を挙げたオープン馬です。
お母さんのミドウはザ・ステイゴールド産駒といった感じで、いつもカリカリしていたし、小柄でした。でも、この馬はルーラーシップのいい面が出て、ミドウの産駒にしては穏やか。加えて450kg前後で競馬をしていたように、牝馬としては体もしっかりありましたね。