5日目はキーンランドのセールに参加しました。と言っても、前日にファシグティプトンで素晴らしいご縁があったので、購入予定はなし。〝それだと暇じゃないの!?〟と思われるかもしれませんが、決してそんなことはありません。セールの結果を見ながら自分の下見の評価と擦り合わせたり、パレードリンクでのショーマン（曳き手）のスキルを目で盗んだり、勉強になることが多くて、むしろ時間が足りないぐらいなのです。

パレードリンクの中に入ってみました。競馬場のパドックの中から馬を見ているような視点で、不思議な感覚です。そしてここでは繁殖と当歳が一緒に上場されています。日本ではない形のセールなので面白いですね。

セール会場と隣接しているキーンランド競馬場にも足を運びました。テレビ越しに見ていたアメリカ競馬の景色が目の前に広がっていて興奮します。レトロな雰囲気のスタンドや馬券売り場が夕日に照らされて、とてもオシャレです。

夏の札幌競馬場や函館競馬場のように調教コースとしても使われているので、「走らないでください」等の注意喚起をしている看板もありました。今回はタイミングが合わず、調教を見ることができなくて残念。そして来年のブリーダーズCはキーンランドで行われるとのことなので、是非とも再訪したいですね。

次回は種牡馬見学の様子をお届けします。