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【米国セール遠征2025】
スタッフが語る繁殖牝馬を追いかけて③

2025.12.09 Column

最初の4日目の夜を迎え、いよいよレイクヴィラファームが勝負の時を迎えました。
ファシグティプトンのセリは16時から始まるので、最初に競る予定の112番が上場する頃にはすっかり夜です。
外のパレードリンクに行くと、馬が見やすいようライトアップされていました。多くのバイヤーで賑わっていて、まるでお祭りのような雰囲気です。

セリ場 ファシグティプトン1
セリ場 ファシグティプトン2

出番が近づき、112番のKinzaが姿を見せました。
会場の熱気に興奮したのか、少しチャカチャカしていますが、パワフルな馬体には改めて惚れ惚れしてしまいます。岩崎社長も「良い馬だなぁ!」とニッコリ。日本でセールのライブ配信を見ているスタッフも盛り上がっているようなので、幸先良く競り落としたいところです。

もうすぐ順番…と思っていると、ノーザンファームが109番のJust F Y Iを450万ドル、日本円にして約6億5000万円の高値で落札しました。23年の米最優秀2歳牝馬、しかも目下6年連続で北米リーディングのInto Mischiefを受胎しているとあって高くなるのは当然でしたが…。さすがにこの金額には開いた口が塞がりませんでした。

Just FYIを450万ドルで落札

いよいよ112番がステージに現れました。岩崎社長の小さなアクションにスポッターが反応し、ビットを取っていきます。結果は65万ドルで落札! トップバッターにして最も欲しかった馬を、予算よりも安く落とすことができました。岩崎社長と会心の握手を交わし、Kinzaと記念撮影です。

キンザの馬写真

これでひと安心といきたいところですが、セリはまだ始まったばかり。次回はファシグティプトンの後半戦の様子をお届けします。