3日にアイルランドで行われたゴフス社の「ノベンバーセール」において、Cara Susanna（牝6、父Tamayuz、母Irresistible Jewel）を12万ユーロで落札しました。

現役時代は7戦1勝。大舞台で活躍することはできませんでしたが、血統は一級品です。父のTamayuzは08年の仏GI・ジャンプラ賞と仏GI・ジャックルマロワ賞の覇者。JRAで走った産駒は僅かに2頭ですが、その中からマイネルエテルネルが12年の小倉2歳Sを制しています。そして母系には欧州の重賞ウイナーがズラリ。母のIrresisitible Jewelは英GII・リブルスデールSと愛GIII・ブランドフォードSの勝ち馬。01年のジャパンC（11着）に出走したので覚えているファンも多いでしょう。そして何より甥のマッドクールは24年の高松宮記念の覇者ですから、本馬の日本適性には太鼓判を押せます。

お腹には欧州のトップスプリンター・Minzaalの仔を受胎済み。したがって来春に生まれてくる産駒は、名種牡馬デインヒルの4×3のクロスを持つことになります。マッドクールに続き、スプリント路線の頂を目指すことになるであろうスピードスターとの初対面を心待ちにしています。