12月6日の中山12R・3歳以上2勝クラス（芝1200m）において、アイルランド産でレイクヴィラファーム提供馬のアンドアイラヴハー号（牝4歳、父ノーネイネヴァー、母キャントバイミーラヴ）が勝利しました。

リフレッシュ放牧を挟んで心機一転、昨年6月以来となるスプリント戦へのチャレンジでした。開幕週では絶好といえる2番枠から五分に出ると、外の出方を窺いながらハナへ。この杉原誠人騎手の判断が大正解でした。前半600mを33秒8のマイペースで運べたこともあって、直線でも脚色は衰えません。ゴール前で最内からヴァンヴィーヴ号が追ってきましたが、難なく半馬身凌いでフィニッシュ。今年3月に1勝クラスを勝って以来、4戦ぶりとなる3勝目をつかみ取りました。

以前のニュースでもお伝えしたように、20年のタタソールズ・ディセンバーセールで購入した母の初仔となります。アイルランドで生まれ、当歳の秋に母と一緒に日本へ。父が欧州のトップサイアーのノーネイネヴァーなら、祖母のトゥゲザーは11年の米GI・クイーンエリザベスII世チャレンジCSの覇者。さらにイトコのアグリは23年の阪急杯の勝ち馬ですから、文句なしの血統馬です。2勝クラスに昇級後、心身ともに噛み合わなかったのか大きな着順が続いていましたが、ここで待望の復活V。これで軌道に乗り、上のクラスでも好勝負を続けてくれることを願っています。

(有)キャロットファーム様、田村康仁調教師、杉原誠人騎手、並びに関係者の皆様、誠におめでとうございました。

写真は、@daiyui1208様よりいただきました。