9月7日の阪神6R・3歳以上1勝クラス（牝）（ダート1400m）において、生産馬のポートデラメール号（牝3歳、父ナダル、母ジュベルアリ）が勝利しました。

骨折による約11カ月の休み明けでプラス28kg、加えて初ダートと心配材料が多いレースでしたが、全くの杞憂に終わりました。五分のスタートからスッと番手へ。前半600mは33秒8ですから、良馬場の1勝クラスとしては速い流れでした。ただ、この馬にはこれがマイペースだったよう。直線に向いて仕掛けられると一瞬で後続を引き離し、残り200mでは勝負あった。2着のヒミノエトワール号に2馬身半をつける快勝で、昨年6月のデビュー戦以来となる2勝目を手にしました。

叔父のアルアインとシャフリヤールがGI馬なら、半兄のアルナシームも重賞2勝馬という良血です。この一族らしく、どちらかといえば小柄なボディーですが、きょうの勝ちっぷりを見ればダート馬として相当なポテンシャルを秘めていることは明らか。遅れた分を取り戻すように勝ち進み、一族にダートのビッグタイトルを届けてほしいと思います。

（有）シルクレーシング様、斉藤崇史調教師、団野大成騎手、並びに関係者の皆様、誠におめでとうございました。

写真は、@INONECO0706様よりいただきました。