6月29日の小倉12R・3歳以上1勝クラス（ダート1700m）において、生産馬のオンザムーブ号（牡3歳、父モーリス、母ハヴユーゴーンアウェイ）が勝利しました。

デビュー10戦目でのダート初挑戦でした。好スタートから気合を付けて先団を確保。道中は促されていたものの、前の集団から離されることなく進みます。そして直線に向くとラストスパート。先に抜け出したタケルハーロック号をジワジワと追い詰めると、最後はきっちりと首差捕らえ、嬉しい2勝目となりました。

母のハヴユーゴーンアウェイは米GI・バレリーナS（ダート7F）の覇者。初仔を出産する際の事故の影響で、お産が難しい体質になりましたが、馬自身の頑張り、さらにはスタッフの献身的なサポートの甲斐あって、繁殖生活を継続しています。

現役時代の母を思い起こせば、オンザムーブの〝新天地〟での覚醒は、決して驚くことではありません。このままダート路線を歩むのか、それとも二刀流でキャリアを重ねるのか。いずれにしても、モーリス産駒らしいトモの緩さが目立つので伸び代はたっぷり。ここから上昇気流に乗ってほしいと思います。

平田修様、矢作芳人調教師、坂井瑠星騎手、並びに関係者の皆様、誠におめでとうございました。

写真は、@norinori0178様よりいただきました。