6月7日の阪神5R・2歳新馬（芝1600m）において、生産馬のチュウワカーネギー号（牡2歳、父モーリス、母デックドアウト）が勝利しました。

先週のダービーを制した北村友一騎手を鞍上に迎え、単勝2.1倍の1番人気に支持された一戦でした。好スタートから先手を取ると、マイペースに持ち込みます。前半1000mは1分3秒0のスローペース。この時点で強く勝利を意識することができました。4角手前から加速すると、上がり3Fを33秒2（10秒9-10秒9-11秒4）でまとめて逃げ切り。2歳世代でJRA最初の勝ち馬となりました。

父がトップサイアーのモーリスなら、母は16年の米GI・アメリカンオークスの覇者という血統馬です。追い切りの動きが良く、評判になっていましたが、そこは心身ともに成長途上の2歳馬。実戦でどれだけ走れるのか…と不安もありましたが、想像以上の素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。この時期の2歳なので、次の目標は自然と重賞のステージ。このまま出世の階段を一気に駆け上がってほしいと思います。

中西忍様、大久保龍志調教師、北村友一騎手、並びに関係者の皆様、誠におめでとうございました。

写真は、@norinori0178様よりいただきました。