5月17日の京都11R・鞍馬S（芝1200m）において、生産馬のオタルエバー号（牡6歳、父リオンディーズ、母ルージュクール）が勝利しました。

好スタートを決めて好位へ。近走に比べると明らかにリズム良く、そしていいポジションで勝負所に向かいました。直線入り口で早くも先頭へ。幸英明騎手の左ムチに応えて脚を伸ばします。ゴール前でキタノエクスプレス号に追い上げられたものの、しっかりと半馬身凌いでフィニッシュ。実に1年5カ月ぶりの待ちに待った6勝目となりました。

長いトンネルをようやく抜けることができました。一昨年の12月にラピスラズリSでオープン初勝利。しかし、その後は精彩を欠いていました。昨年の函館スプリントSでは5着に健闘したものの、それ以外の5戦は全て2桁着順。2歳から活躍を続けてきた馬だけに、明けて6歳となって衰えがあるのかも…。そんな不安がよぎっていた中での勝利だけに、嬉しさも格別です。ここから上昇気流に乗って、再び重賞のタイトルを目指してもらいましょう。

住谷幾久子様、中竹和也調教師、幸英明騎手、並びに関係者の皆様、誠におめでとうございました。

写真は、Noriya Inaba様よりいただきました。