乗ってから走る馬になると感触を得ました。

当時の育成担当
元レイクヴィラファームスタッフ
内村翔

写真提供: @HarpStar_LVF via X(旧:Twitter)

この世代の牡馬はトリオンフ以外にもコウソクストレートが重賞勝ち。ヴァントシルム、クライムメジャー、パリンジェネシス、ホウオウドリームもオープンまで出世しました。

レイクで指折りのヴィンテージイヤーでしたね。この世代が走らないとレイクは終わっちゃうんじゃないか…と思うぐらい、素質馬が揃っていました。一方で改めて振り返ると、翌年、翌々年の感覚で仕事ができていればGⅠ馬を出せたかもしれないという悔しさも少なからずあります。

正直、初見ではそこまで良い馬という感じはなかったのですが、乗ってから走る馬になりそうという感触を得ました。やや遅生まれ（4月21日生まれ）でしたが、その割にしっかりしていましたね。タートルボウルの初年度産駒とあって未知数な部分がありましたが、胴長で2000m以上が適距離になるイメージはありました。

写真提供: @Pagot_M via X(旧:Twitter)

またがると背中の良さを感じましたし、扱っている分にはボーンシストが気になるところはなかったんです。それだけに3勝ぐらいはできるんじゃないかと期待していましたが、重賞を3つも勝ってくれたのは嬉しい誤算でしたね。本当によく頑張ってくれたと思います。

トリオンフ

Data

Black type 競走馬成績

上場市場：HBAサマーセール