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Breeding horses

コウソクストレート

メジロラモーヌの血を引く初のJRA重賞ウイナー
志半ばでの早世が悔やまれるコウソクストレート

86年に史上初の3冠牝馬となったメジロラモーヌ。その血を引く馬として、初めてJRA重賞を制したのがコウソクストレートです。2歳夏にデビューして新馬、くるみ賞と無傷の2連勝。その後、京王杯2歳Sが4着、シンザン記念が14着と悔しいレースが続きましたが、続くファルコンSでは課題の折り合いを克服。後方からしっかり伸びると、ゴール前で粘るボンセルヴィーソをかわし、重賞初制覇を果たしました。
母のメジロアリスは2歳夏に新馬を勝ち、新潟2歳SやフェアリーSに駒を進めた快足馬。ただ、繁殖としては小柄な馬体がネックだったため、大柄なヴィクトワールピサを交配したという経緯がありました。その狙いがピタッと嵌まり、コウソクストレートは400kg台後半のボリュームのある馬体に成長。生産者冥利に尽きるとはこのことです。

ファルコンSから僅か8カ月後、残念ながらコウソクストレートは蹄葉炎で早世しました。もし無事ならばマイル路線で大活躍できたのでは…という悔しさは残りますが、1歳下のグローリーヴェイズとともに、ラモーヌの偉大さを証明してくれた功績は計り知れません。令和の時代には〝古い〟ラモーヌの血統ですが、これからも大事につないでいきたいと思います。

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